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メイド・・・2


メイドのコスチュームは
有羽に改めて「堕ちる事への躊躇」を思い出ださせてくれたのだと思う。

有羽は、もう、自分では堕ちきっていると思っていた。

そう思った時から、有羽の中では、
ご主人さまの求めているもの・・・
ご主人さまの精神的な満足が何処にあるのか・・・
そう言う一番大切な事を、自分の思い込みで固めてしまっていた。

ご主人さまに指摘されるまで、
有羽はずっとひとりよがりの快楽の中にいたんだ。

ご主人さまに悦んで頂きたいと思う気持ちは
いつも変わらず有羽の中にあるのだけれど、
堕ちきった牝になって、ただご主人さまがして下さるままに、
快楽に酔っていれば、ご主人さまも満足してくださる・・・
と、そう思っていたことは否めない。



今回、ご主人さまがメイドのコスチュームを有羽に着せて下さった事で
有羽は、初めの頃の気持ちを思い出した。



そして、先日、ずっと以前のブログを読み返してみた。

そこには、堕ちていく自分を、
「こんなんじゃダメ、こんな風にされてこんなに感じてはダメ」って
必死で被虐の悦びに溺れている自分と戦っている、
もう一人の有羽がいた。


堕ちていく事に溺れている自分を躊躇いながら見ていた、
SMを知り始めたばかりの頃の有羽。



有羽に堕ちる悦びがあるように、
ご主人さまには「堕として行く悦び」があるのだと、
今更ながら気づくなんて、有羽はまだまだ未熟なMだなぁ・・・



ご主人さまは、そう深くお考えになってあのメイドの服を選んで下さったわけではないとメッセで仰っていたけれど、
有羽には「Mとしての自分」を振り返るキッカケになった。


だから、有羽は、ずっとずっと忘れないでいたい。

最初の頃の背徳感。
堕ちて行く悦びと戸惑い。




有羽をこの世界に導いて下さったご主人さまに、
迷い躊躇う気持ちを抱え、更に堕落し、破滅して行く有羽を、
もっともっと愉しんで頂きたい。


有羽は、ご主人さまのSの性を、
有羽の体に・・・有羽の心に・・・
思い切り吐き出して頂けるような、そんなMになりたい。

それには、これからとても沢山の努力が必要だ。


いくら有羽が頑張ってやった事でも、
それが、ただの空回りになってしまう事がいっぱいあると思う。




そんな時は、ご主人さま・・・
どうか、はっきりと、厳しく指摘して下さいね。


Comment

堕ちること、それは不安定な社会性からの脱却だと思うね。
世間体、立場、肩書き、どれ一つとして、立てるだけの安定性はないでしょう。奴隷の立場不安かもしれないけど、主のいる立場。
今足下はグラついていないでしょう、主の奴隷としてきちんと立っているのだから。

わけわからない、事を言ってるみたいですねm(_ _)m

iいない人さんへ

沢山コメントを書いてくださって感激です。
ありがとうございました。(´▽`*)

はい。有羽は、主さまの奴隷としてきちんと立っていられる事が目標です。

「自分」を持った奴隷。

ともすれば、まだ主さまに依存してしまう、有羽です。

主さまに全てを委ねる時間の為に、その時間以外は
有羽として、しっかり自分の足で立っていられる奴隷でありたい。

・・・って、有羽も、上手く表現できなくてスミマセン^^;
難しいです。(^^ゞ

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